板橋区吹奏楽団が日本を飛び出し
中国遠征 を実現!!
2000 525日〜528

板橋区吹奏楽団2000
「万里の長城コンサート」
友好都市
「石景山区訪問コンサート」

訪中演奏旅行の実現まで(2)

 演奏旅行の計画から実現までの道のりを、写真を交えてご紹介しま す。

 演奏旅行のことが各媒体に掲載されました。


[成田空港にて]


[パトカーの先導にて北京市内へ]


▼二度と来ない話
 「万里 の長城へ行って演奏をしないか?」板吹のポピュラーコンサートが開催された 今年1月中旬頃、板橋区文化振興財団から一本の電話が届いた。最初は訳もわ からなかったが、よく話しを聞いてみると、長年、日本と中国の文化交流に携 わってきたところからの打診だということが理解できた。
 約10年前、カ ナダのバーリントンへ行く話があったが、バブル崩壊とともに立ち消えになっ た。「こんなチャンスは滅多にないぞ。」一瞬、万里の長城で演奏している光景 が浮かび上がってきた。あとから考えてみれば、一度も中国へ行ったことなど ないくせに、なぜ浮かんできたのか不思議でならない。
 一月下旬、早 速第1回目の説明会を開催、中国訪問の概要が明らかになった。訪中予定日は5 月25日から28日であった。板吹の団員は社会人が多く、はたして平日に有給 休暇を取ることができるのか。数カ月先の予定などわかるはずもなく、いきな りここで第一の難関にぶち当たってしまった。「中国へ行くのか、それともあき らめるのか。」結論は、二月中旬までに出さねばならなかった。
 団員 個々に話しをしたり、各パートリーダーを集めてミーティングを重ねたが、な かなか結論が出せなかった。演奏は全員でするのだから、一つのパートでも欠 員が出てしまえば、曲が成り立たない。「中国で演奏したいな」「二度と行けな いかも」と口々に言う。みな本当は行きたいのだ。ただ、なかなか踏ん切りが つけられないでいたのだ。
 その時私は、 心の奥にある何かに後押しされて話し出した。「このチャンスを逃さず、中国へ 行こう。板吹に同じ話しが来るとは思えない。中国へ行くと決めて、みんなで 前向きに海外公演を実現する方法を考えていこう。」可能性があればその可能性 にかけ、全力で実現するのみ。やることは山ほどある。もう中国へ行くまで時 間がないのだ。
 
 
 
 
 
 
 

訪中2


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