板橋区吹奏楽団が日本を飛び出し
中国遠征 を実現!!
2000 525日〜528

板橋区吹奏楽団2000
「万里の長城コンサート」
友好都市
「石景山区訪問コンサート」

訪中演奏旅行の実現まで(3)

 演奏旅行の計画から実現までの道のりを、写真を交えてご紹介しま す。

 演奏旅行のことが各媒体に掲載されました。


[北京料理をほおばっている高校生]


[宿泊ホテルのエントランスの横断幕]


▼友好都市石景山区 ▼近くて遠い中国
 もう一 つ問題があった。万里の長城で演奏をすること事体はすばらしい企画だった。 しかしそれだけでは、区のバンドとして役割を果たしていないのではないか疑 問が残った。
 1997年、北京 市石景山区と板橋区とが友好都市提携をした。板橋区のホームページで知りピ ンと閃いた。
「万里の長城だ けでなく、石景山区を訪問し演奏会を開こう」と。そうなれば板橋区の使者と して正式な訪問になる。区の代表として音楽を通じた親善大使に板吹がなれる のだ。早速、板橋区文化振興財団に打診をした。財団の細野専務理事や猪狩係 長の理解と、国際交流課の協力もあり、石景山区訪問が区の正式な事業として 承認されることとなった。
 出発前には、 訪中団長の菅俣、団員指揮者の田中、そして団長の忍田の三名が、石塚板橋区 長と面会することとなった。面会の場では、石塚区長より石景山区の概要や石 景山区長との永年の付き合いなどの話をうかがい、石景山区長への親書とプレ ゼントを預かることになった。音楽を通した親善大使だけではなく、まさしく 板橋区からの使者としての訪問をするのであるから、緊張もあるが、やる気も ますますでてくる。
 こうして板吹 は中国行きを決定、万里の長城と石景山区の二つの会場でコンサートを開催す ることになった。
 「どう せならドリルをやってしまおう!!」なんて話もでてきた。たしかに見せる音 楽は屋外のコンサートではやりやすい。お客も喜ぶだろう。しかし、メンツの 出演完全固定と練習時間の不足、この二点を解決する手段がなかった。やはり ふつうの演奏でいくことになった。
 三月上旬から は、団員指揮者の田中啓之氏と演奏曲の選曲に入った。ここでも悩んでしまう。 中国の人にどういう曲を聞かせようか、何が流行っているのか。日本にいると 中国のことを知りたくても入手するすべがない。普通の生活をしている我々に とって中国は、思いの他遠い国だったのだ。
 そんな折、高 校時代の後輩の鈴木広之氏が上海に留学しているを知った。早速Eメールを送 信し、中国情報の提供を依頼した。快諾してくれた彼は、留学先の学生や知人 から情報を入手してくれた。演奏曲だけでなく、中国の風習や、北京市、万里 の長城のことも添えて。
 練習開始から 約一ヶ月半経ち、五月の定期演奏会合宿でも、演奏曲の合奏をした。急きょ仕 事のため参加ができない団員もでてきた。あなうめは、中国側の楽団員をエキ ストラとして一緒に演奏してもらうことでお願いをした。月末には中国公演だ。 徐々にみなの顔にも緊張と焦りの色が見えてくる。
 


[楽器を持って万里の長城観光]


[楽器を持って万里の長城観光]

訪中3


TOP


Copylight (C) 2001 Itabashi-ku Symphonic Wind Orchestra All Rights Reserved.

HP Designed by Hiroaki Oshida